May 8, 2006

中国旅行記: 交通の話

中国の上海浦東国際空港へは成田から飛行機で三時間。沖縄に行くくらいの時間で着いてしまいますよ。空港から市内へはリニアモーターカーやらタクシーやらバスといった交通手段がありますが、わたし達はバスで。大体一時間前後です。

中国では上海に一泊してから列車で杭州へ移動して二泊、そこからまた列車で紹興へ移動して一泊。紹興からは高速バスで上海へ移動して二泊して帰国というスケジュールでした。
とかく広い国土ですし、経済格差もあるせいで、高くても速い移動手段や、時間がかかっても安い移動手段など、ほんといろいろな方法があります。飛行機や列車、寝台列車、高速バスに高速を使わないバスとか。
大きな都市の間は手段も本数もそれなりにたくさんありますが、それでも予約が取れない為に列車やバスに乗れないということがありますから、予定が決まっているなら早めにチケットを取ってしまうのがよろしいですね。事実わたし達は黄山という山に登るつもりで上海からのバスのチケットを取りに行ったら、向こう何日かは全く空きが無くてプランを変更したくらいです。

最初の写真は上海駅です。中国で驚いたのは、上海、杭州、紹興どの駅もこれくらいのでかい駅舎があることです。紹興なんて、そんなに大きな都市じゃないですし、ターミナル駅でもないのにばかでかい駅でしたよ。駅前なんて客引き以外全然人いないのに。
中国の列車には上等席の軟座と普通席の硬座というのがあって、駅には軟座用の待合室というのがあります。ここには軟座のチケットを持っている人か、硬座でもなぜか外国のパスポートを見せたら入れますよ。ゆったりしたベンチがあってのんびり待てますし、利用出来るならするに越したことはないです。硬座待合室は、黄金周のせいもあってえらい人込みでしたから。
写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、上海駅前には黄金周のために移動するとおぼしき大量の人たちが、大量の荷物を持って広場で待ってました。昼時でもすげえなと思ってたのですが、晩ご飯食べて帰る時にも昼間以上に人増えてましたし。どうも深夜の寝台列車を待っていると思われるのですが、既に自分の荷物を枕に寝てる人がやたらといて、最初は近寄るとヤバいかと思ってました。なんかの集会か、ホームレスかと思っちゃって。

上海から杭州の間は軟座で行きました。時間にすると約二時間半で、ひとり57元。これ、もともとは硬座でいいやと思ってたのですが、窓口で普通に時間と行き先と硬座でと指定したら、硬座はもういっぱいだからって勝手に軟座で出てきましたよ。てか、一応確認してくださいよ。このあたりが、中国人の気質と理解できるのはずっと後になってから。着いた初日にこれだったので、かなりびっくり。
二枚目の写真は、杭州から紹興へ移動した時に使った列車、硬座の車内の様子です。硬座には立ち乗り切符もあるので立ってる人がいますね。軟座も硬座も座席券は全て指定なのですが、中国人は席が空いてたら勝手に座ってるので、もし自分の席に誰か先に座ってたら、チケットをひらひらさせて日本語ででも「ここ俺の席」と主張しましょう。そうすれば別の空いてる席に移動していきますよ。硬座の場合は、もう至る所で座ってる人が入れ替わってました。
ちなみに杭州から紹興へは一時間で、ひとり13元。紹興は終点じゃないので、どこで降りればいいのか結構スリリングですが、前に座ってる中国人に停車する度に「紹興」って書いたメモ見せてたら、次が紹興という時に教えてくれました。結構親切な人たちです。聞いてたのは一人だけだったのですが、教えてくれたのはわたし達の周りにいた7〜8人が一斉にでしたからね。てか、聞耳立ててたのかよ。

紹興から上海へのバスは一時間に一本くらい出てます。上海はバスの到着地が三カ所程あるので注意しましょう。高速を使うのと使わないのがあるので、それも要注意ですよ。わたし達の乗ったのは高速を使う上海南駅行きの便でした。移動時間は三時間弱で、ひとり80元でしたよ。
これは結構快適。高速から見える景色は、めちゃくちゃ幅の広い川とか田舎とか工業地帯とか農業地帯とか、新宿高層ビル群並みのマンションの林立した様子とかですから見ていて楽しいです。
奥さんが10年くらい前に中国に来た時には、バスはしょっちゅうエンジントラブルで止まって乗員総出で押したりしてたらしいですが、今回わたしが見たのはこの移動中に一台きりでしたね。高速の路肩で修理してました。

これ以外にわたし達が使ったのは杭州と紹興でのタクシーと、上海市内の地下鉄です。タクシーは杭州では初乗り10元であとは2元ずつアップ、紹興では初乗り5元で1元ずつアップしていきます。ちゃんとメーター付き。タクシーの運転席はプラスティックの板でぐるりとガードされてるんですが、中国では一人でタクシー乗る時は助手席に座るので、強盗防止ですかね。
運転手は中国語以外話せないので、行き先をガイドブックや地図で示さないといかんともしがたい。これが結構外国人には敷居高いですよ。あと、夜遅くなるとほんとタクシー捕まらなくなるので、要注意です。流しのタクシーの方がぼられずに済む可能性が高いというので流しを探すのですが、地元中国人と激しい争奪戦になります。交差点では手前で待つのがコツでしたよ。
ところで紹興で乗ったタクシーは、運転手と車内の乗務員証の写真がまるで別人だったのですが、ありゃなんだったんだろうか。

上海市内は地下鉄が便利。初乗り3元です。車内は日本の狭い軌道の地下鉄くらいの広さで、いつも結構込んでます。中国人は電車に乗る時に、決して降りる人を待ってくれないので降りようとすると前から乗る人が突撃してきます。で、押し合いへし合いになると。こっちも気合いで行かないと降り損ねますよ。乗る時も、後ろから人がぎゅーぎゅー押してくるので危険。行政やら地下鉄会社がマナー向上キャンペーンとかやってますが、まるで効果なさげですね。

最後に、紹興では自転車の後ろに二人乗りの人力車みたいな座席の付いたリキシャってのが結構走ってました。歩いてると乗れ乗れってうるさいのですが、あれっていくらくらいなんだろう。地元の人はよく使ってるみたいでしたよ。

地元の人が使う交通手段を使って移動していると、その国の様子がよくわかるのでわたしは結構好きなんですが、中国もこうやって移動しているだけでもいろいろ面白いことがたくさんありました。これ以外にも街中の車の話がかなり面白いのですが、それは中国人気質の話で書きますよ。

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