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2002年 バンコクとギリシャの旅

9日目 (2002.07.21.): アテネ

遺跡の街を行く

アテネの街では、どこにいてもどこからでもアクロポリスの丘の上に建つパルテノン神殿を見ることが出来ます。まさに古代の遺跡と現代が同居し、共に息づく街です。

日曜日、どこのお店もお休みのギリシャの街をアクロポリスに向かってたくさんの人が歩いていきます。みんな暑い昼間を避けて、比較的過ごしやすい午前中に遺跡へと向かうのです。
アテネでは、アクロポリスをはじめとする様々な遺跡だけに限らず、街中のなんでもないところにも歴史を感じます。いきなり遺跡から発掘されたと思われる大理石の柱が道路脇に立ってたりしますし、公共の建物などは古代ギリシャ建築のようなデザインで建てられています。

イロド・アディコス音楽堂2500年前の時間を感じるために、アクロポリスまでやってきました。ゲートに向かう道の途中に、この夏に上演される音楽会のポスターが貼られた大きな看板が立っています。その裏にあるイロド・アティコス音楽堂。この音楽堂自体が遺跡です。数千年前の音楽堂が遺跡となりながら、今でも毎年夏になると音楽会が上演されているのです。

音楽堂の脇を抜け、アクロポリスのゲートに着きました。さあ、歴史の向こう側へ。

パルテノン神殿

パルテノン神殿アクロポリスは小高い丘になっています。ヒトの流れに沿って、階段を上っていくとブーレの門というのがあって、その向うに遺跡の一部が見えてきます。パルテノン神殿まであと少し。

門を抜け階段を上り、丘の上までたどり着きました。岩と砂の丘の上には、パルテノン神殿とエレクティオン神殿、アテナ・ニケの神殿が遺跡として残っています。真っ青な空に真っ白な遺跡が浮かび上がって、すごく綺麗。

無造作に転がる柱の一部今、パルテノン神殿は修復工事の最中です。神殿の周りには柱の一部や壁石が無造作に転がっています。ずっと前からやっているのであろう修復工事は、完成することが目的ではないようにさえ見えます。はるか2500年前からここにあるこの遺跡は、これからもずっとここに建っているのでしょう。

ただ時間が、形となってそこにあるように見えます。わたしなんかは、もう溜め息をついて、神殿を見上げるしかないのでした。

国立考古学博物館

アクロポリスの丘の上に、その名も「アクロポリス博物館」という小さな博物館があります。パルテノン神殿のレリーフだとか、同じくアクロポリスにあるエレクティオン神殿の女神の柱の本物とか展示がされています。ギリシャの彫刻ってもっと彫りの深い顔してると思ってたんですが、なんか意外と「のへーっ」とした顔してますね。

アテネで一番有名な博物館といえば国立考古学博物館です。アクロポリスの後はここに行くことにしました。だいぶ日も高くなってきて、暑くなってきたので一度ホテルに避難。少し涼んだ後で、考古学博物館に向かいます。考古学博物館へは、アテネの下町のオモニア地区を通り抜けてゆきます。とことこ歩くこと30分弱、考古学博物館に到着です。

ポセイドン像展示品はギリシャ神話の神話の神々や人物の石像やブロンズ像が多いです。どれも紀元前のものばかりですが、特にギリシャ神話をモチーフにした像は躍動感のあるものが多く、見ているとギリシャ神話を読みたくなってしましました。

ちょっと面白かったのは、石像とかブロンズ像の説明で、発見場所が「海中から」になっているのが多いことです。結構こういうものは土の中から発見されるのかと思っていたのですが、エーゲ海の島々にも多くの遺跡を持つギリシャなので、海中に沈んでいるものも多いのでしょうね。

この国立考古学博物館、今年の10月から2004年のアテネオリンピックまで改装工事で休館になるそうです。わたし達が行った時にも一部改装工事で見れない部屋があったのですが、この博物館に来れてよかった。ついてる♪

リカヴィトスの丘

考古学博物館を出たら、メトロに乗り込んでリカヴィトスの丘に向かいます。この丘はアテネ市内で一番高い丘で、ここからはアテネの街が一望できるのです。

アテネのメトロの駅はキレイです。メトロの駅を造る時に遺跡掘り当てちゃって、それを駅に展示してたりするのもギリシャらしくておもしろい。プラットホームではなぜか、ずっとギリシャの伝統音楽が流れていたのですが、あれはなんの意味があったのでしょう?

リカヴィトスへの道エヴァンゲリモスという駅で降りて、リカヴィトスの丘の麓までかなりの坂道をとことこと登っていきます。道はひたすらまっすぐで眺めはいいのですが、この坂はかなりきつい。
リカヴィトスの丘の頂上までは、歩いていくこともできますがケーブルカーで登ることもできます。最初は歩いて登るつもりだったわたし達も、ケーブルカーの駅に着く頃には歩くのはすっかりあきらめてました。ギリシャらしくケーブルカーも、目の覚めるような青です。

アテネ一望丘の頂上からはまさにアテネの街を一望できます。思っていたよりずっと広い街でした。もちろん遺跡も見えます。すばらしい眺め。ここはアテネのヒト達が夕方涼みに来たりする場所らしい。きっと夜になると夜景がキレイでしょうね。

リカヴィトスの丘の上には小さな教会があり、その横にはレストランがあります。アテネの街を見下ろしながら、やっぱりお茶してしまうわたし達なのでした。

ギリシャ最後の夜

この日はいよいよ、ギリシャで過ごす最後の夜です。心残りのないように、たらふくギリシャ料理食べて帰りましょう。

この日もホテルのフロントのお姉さんに、オススメのタベルナを聞いてから出掛けたのですが、彼女達が仕事帰りによるようなお店だったせいか、逆にトラディショナルなギリシャ料理のタベルナを見つけられませんでした。せっかくだから、ギリシャ料理食べなきゃ。

前日のタベルナがいたって気に入ってしまったわたし達は、再びタベルナ プラタノスへ向かいます。でも休みでした。日曜日だから。ホントに日曜日のギリシャは休みのお店が多いのです。
そこで、プラタノスに来る途中にあったアクロポリスの一望できるタベルナに入ってみることにしました。ここも表に客引きはいないし、ウエイターにおじいさんがいるので、おいしいタベルナ探しの条件に合ってます。しかも、ライトアップされたパルテノン神殿が見えて、眺めも抜群です。

カラマリアグリークサラダ、スズカキア、タジキ。どれもお気に入りの料理です。これにカラマリアというイカの唐揚げを注文しました。これって、なぜか今まで食べてなかった。ビールもギリシャのミソスをオーダー。食べきれるかなと心配しましたが、結局ペロリといってしまいました。飛び込みで入ったけど、味もいい。
やっぱりその国の料理をその場所で食べるのは、ひときわおいしく食べれるものですね。

おなかも満足したらホテルに帰ります。いよいよ、明日はギリシャを発って日本へ。

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