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2002年 バンコクとギリシャの旅

4日目 (2002.07.16.): サントリーニ島

火山に登る

この日は遠足に行ったのです。ボルケーノ & ホットスプリング ツアー。ちゃんと旅行代理店にも "Excursion"(遠足)って書いてました。

ボルケーノ山頂からサントリーニサントリーニ島はエーゲ海に浮かぶ三日月のような形をしています。これは火山の噴火で残ったのが、ボルケーノ(火山)とサントリーニ島と、あと幾つかの小さな島だからだそうな。

火山までは船で30分弱。崖下にあるOld Portという小さな港から向かいます。
ひたすら山頂に向けて登る「だけ」のツアーなんですが、このボルケーノ、無人島で草木なんてまったく生えておらず、しかも岩だらけで、日光を遮るものもありません。

ガイドを先頭に、黙々と登る登る登る。45分ほどで山頂です。島にあるクレーターなんかは別に見ても面白いもんではないですが、山頂から見るサントリーニ島は、崖の上に立つ街の白い建物がうっすらと積もる雪のようで、「あー、みんなこれを見るためにやってくるんだなぁ」と納得します。すごくきれいな景色でした。

山頂でちょっと休んだら、今度は下山。また黙々と、下りる下りる下りる。火山への遠足は1時間30分程でした。汗だくになった身体を、次はホットスプリング(温泉)で癒すのだ!

これが温泉?

ボルケーノを出港して、20分程。船はボルケーノの裏側にある小島に向かいます。ホットスプリングはそこの島にあるらしい。

温泉、海の中あともう少しで小島に着くと思ったその時、船内にアナウンスが。「さあ、みなさん。ホットスプリングだよ。あそこの湾の奥にあるから、みんながんばって行って来てね。出航は30分後なので時間厳守。」
はい?温泉って、海の中?船は島から50mほどのところに泊ってます。ここから、温泉まで泳いでいけと?

同乗の外人達は、さっさと水着になってざぶざぶ飛び込んでいきます。ほんとはちょっと風邪気味でどうしようか迷ってたんですが、これは行くしかあるまいて。子供でさえ行ってるんだから。
意を決して、ざぶん!

エーゲ海の水は冷たかった。しかも思ってたより深かった。おまけに水泳なんて、何年振り?っていうくらい、運動不足のわたし。
何とか水が温くなる辺りまでは泳いでいったのですが、そこでちょっと一休みしてる間に船から、「そろそろ帰ってこい」というアナウンスが。

何とか船までたどり着きましたが、死ぬかと思いました。しかも風邪気味の身体が冷えちゃって、サントリーニまで戻る船の中では、がたがた震えてたわたし。
後で聞いた事によると、奥さんも途中で力尽きかけ、エーゲ海の華と散るところを思い直してなんとか泳ぎついたらしい。運動不足夫婦。

リゾート行って、死にかけてどうする。遠足というには、余りにも体力勝負でした。
しかも、あれがホットスプリングといわれても。

ロバか?ウマか?

サントリーニの港は崖の下にあります。で、街は崖の上。階段にすると500段以上。交通手段としては、歩く、ロープーウェイに乗る、ロバに乗るの3つがあります。

この暑さの中、階段を歩くなんてとんでもない。という事で往はロープウェイを使いました。これが結構急角度で降りていくので、高所恐怖症じゃないわたしでも足の裏がふわふわする感じ。

ロバタクシーのロバさん帰りは、エーゲ海で死にかけた事もあって、やっぱり歩きはパス。しかも上りだしね。
船をおりた時はぐったりしてたので、しばらく日陰で休憩。ちょっと体力の戻ったところで、ロバに乗って帰る事にします。

断崖にへばりつくように作られた階段をたくさんのロバが行き来しています。このロバタクシーは、15分余りで一番上まで行くのですが、ロバのご機嫌でパカパカ登ったり、暑さのためか一休みしたり、ジグザグに歩いて余計に体力消耗していたりと、いたって呑気な乗り物です。ロバは、歩く道すがらにぼとぼとと糞をしていくので、階段は足の踏み場もなく、臭いもきつい。
やっぱり歩かなくてよかった。でもね、ロバにぱかぱか揺られてたら、お尻すりむいちゃったんですよね。靴ずれじゃなくて、鞍ずれ。かっこ悪いし、シャワーはしみるし。

もしサントリーニに行く事があるなら、これは乗っておくべきでしょう。話のネタとして。わたしにとってもいい思い出ですよ。
画像は、ロバタクシーのスタッフたるロバさんです。わたしには、どうもロバだけじゃなくてウマも混ざっているような気がしたのですが。

イアの街

エーゲ海で命の危険を感じて、ロバに乗ってお尻すりむいて、ヨロヨロとホテルに戻ったわたしは例によって昼寝してました。シエスタの習慣だけはギリシャ人並み。でも、おかげで体調もすっきり。

昨日はホテルのテラスで夕日を楽しんだので、今日はイアの街に行ってみる事にしました。
イアの街は、わたし達の泊っているフィラの街から、バスで30分くらい。このイアこそが、サントリーニの夕日が世界一だと言わしめる場所だそうです。

イアの教会イアはフィラに比べると、こじんまりとした静かな街でした。でも、街並みはおそらくみんながギリシャというと想像するような街です。細く入り組んだ路地、真っ白な壁と青い屋根の教会や建物。どれを取っても絵葉書のような街です。

ギリシャはどこに行ってもギリシャ正教の教会が目に付くのですが、このイアにも教会がたくさんあります。しかもそのほとんどが白と青のコントラストのきれいな教会でした。
ギリシャがトルコに占領され統治されていた時代、ギリシャ人は自分達の国に対する忠誠心を表すため、国旗にもなっている白と青を使って、街を作ったそうです。ギリシャは、空の青、エーゲ海の蒼、建物の白で彩られた国でした。

イアの夕日夕日が見れるスポットには、どこからともなくヒトが集まっています。イアの夕日は、フィラと違って海に沈むまで何も遮るモノがなく、美しいものでした。空と海と周りの空気が真っ赤に染まっています。

ひとしきり夕日を堪能した後はバスでフィラに帰って、またタベルナでギリシャ料理を堪能したのでありました。さあ、明日はサントリーニを後にして、ミコノス島に移動します。

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